コロナ禍で事業・業種転換、事業再編などに取り組む中小企業等を支援する「事業再構築補助金」の概要が発表されました。先月1月28日に成立した第3次補正予算に盛り込まれたもので、総額1兆1485億円の予算があてられています。
業態転換の例として
喫茶店経営者が飲食スペースを縮小し、新たにコーヒー豆や焼き菓子のテイクアウト販売を実施
居酒屋経営者がオンライン専用の注文サービスを新たに開始し、在宅や持ち帰りの需要に対応
衣服販売業者が衣料品のネット販売やサブスクリプション形式のサービス事業に業態を転換
ガソリン販売業者が新規にフィットネスジムの運営を開始、地域の健康増進ニーズに対応
ヨガ教室業者が室内での密を回避するため、新たにオンライン形式でのヨガ教室の運営を開始
などのイメージが紹介されていますが、何をもって「事業再構築」「業態転換」とするかについての詳細については、今のところ明らかになっていません。また、補助金の具体的な支給時期、いつのタイミングでお金が支払われるかについての情報なども明らかになっていません。
つまり、公募の詳細については未定であり、今後詳細が決まり次第ホームページで発表するとしています。公募開始は3月からの予定で、早ければ月内にも詳細が発表されるものと思われます。
個人的には、制度の概要は多分現行の「ものづくり補助金」と似たような内容になると予想しています。いずれにせよ、本件につきましては、引き続き情報を収集して随時アップデートしてゆきたいと思います。